こんにちは、みなさん!
本サイトでは読者様の現状・将来が少しでも良くなるような情報をあなたのほんの”ひととき”の時間で提供することをテーマとしています!
今回は今の環境を少しでも変えたいと思っている20代の皆様へ、転職活動の”タイミング”についてお届けしたいと思います。
通勤時間やランチの時間などのひとときの時間にお読みください。
目次
転職を考えるべき人とは?
ある程度仕事にも慣れてきたし、もっと給料がもらえる企業で働きたい・・
もっと達成感ある仕事に就いて、やりがいを感じたい・・
残業時間が多くて、ライフワークバランスを整えたい・・
転職を考えている人には様々な事情があると思います。
実際に厚生労働省の調査では、9年ぶりに離職率が入職率を上回ったという結果が出たように、環境を変えたいと思っている人が増えているようです。
厚労省が8月31日に発表した雇用動向調査によると、企業が20年に採用した人は710万人で入職率は13・9%。離職者は727万人で離職率は14・2%だった。入職率が離職率を上回る状況が続いてきたが、東日本大震災があった11年以来、9年ぶりに逆転した。
引用:9年ぶりに離職率が入職率上回る コロナ禍の影響か
ただ転職を考えている人が増えていると言っても、気軽に出来るようなものではありません。
人生で何度もするものではないですし、一回でその人の人生に大きな影響を与えるものです。
転職のタイミングを間違えると、本来であれば人生を好転させるために行ったにも関わらず、より悪化してしてしまうことになりかねません。
より良い転職にするために、まずは転職をしたほうがいい人とはどういう人なのかを紹介したいと思います。
自分が本当に転職するべきなのか?
この記事を読んで答えを見つけてみてください!
自分の”やりたい!”が明確な人
まずなんと言っても自分の中で”やりたい!”ということが見つかった場合です。
「他にやりたいことが見つかってしまい、今の仕事に集中できない・・・」となってしまったら、それは今すぐにでも転職をした方がいいでしょう
そもそも原則として転職をしない方がいい人というのは、”現職で状況を変化させられる可能性がある人”です。
例えば、営業をやっているが毎日のテレアポが辛くて辞めたいと思っている人であれば、上司に相談することで他の部署で違う職種に変えてくれるかもしれません。
でもその人が車のディーラーになりたい!となってしまった場合には、転職の準備を始めましょう。
社風と合わない
転職理由が職種を変えたいというものであれば、転職ではなく今いる企業内での転部をオススメしますが、もっと実力主義の環境で働きたい!であったり、若い人が多いベンチャー気質の中で働きたいという社風を変えたいのであれば転職の方がいいかもしれません。
20代といっても同じ会社で3年5年と勤めていれば、ある程度の実力は付いてくるものです。
実力に見合った報酬が欲しいが、今の職場は年功序列の文化が根付いているという人も多いのではないでしょうか。
現状に閉塞感を抱いている人はステップアップのための転職もアリです。
また人間関係が原因の人で、部署を変えても仕事上の付き合いはしなくてならなくて解決しないという場合も多くあると思います。
そうした今の会社の中での異動では解決できない人も、同じく転職という選択肢をとった方がいいでしょう。
希望の勤務地がある
入社時は大学の近くの会社に就職したが、将来を考えて地元で働きたいという転職理由の方のいるのではないでしょうか。
もちろん会社によっては全国に支店や営業所があり、希望を出せばUターン転職が出来る可能性もあります。
しかし全ての人がそうはいかないでしょう。
現職のままで地元で働けないなどがあった場合は、転職を考えてもいいかと思います。
ただ上記でも一貫して書いているように、まずは今の環境でリモートワークは出来ないかなど現状で変えられる可能性を模索してみてください。
転職をしない方がいい人とは?
ここまで転職をした方がいい場合を紹介してきましたが、逆に今の段階では転職に踏み切るのはやめた方がいい人とはどういう人でしょうか?
それは今いる会社で”不満を解決できる可能性がある人”です。
再三書いていますが、例えば人が嫌で転職を考えている人は部署を変えれば解決できるかもしれません。収入に不満がある場合は上司に訴えれば解決できるかもしれません。
現状が嫌だからといってすぐに転職を繰り返してしまうのはすごくもったいないことです。
言い方が少し悪いかもしれないですが、せっかく苦労して入社した今の会社です。得られる経験はすべてもらっておきましょう。
もしかしたら思いも寄らない経験ができるかもしれないですよ。
また転職活動を始めてみるとわかりますが、やりたい事があるなどの前向きな理由であっても採用面接の時に「前の会社ではそれは出来なかったのですか?」と、必ずと言っていいほど質問が飛びます。
あなたが抱いている事がなんであれ、この会社にいて状況を変えることができないかをまずは考えてみてください。
どうしても変える事ができない場合に初めて転職活動を始めた方がいいでしょう。
転職活動にはどのくらいの期間が必要なのか?
「いざ転職を決意したはいいが、転職ってどのくらいの期間が必要なの?」
転職を始めようとしている人が最初にぶつかる疑問がこれではないかなと思います。
この章ではスムーズな転職活動を行うために、転職活動にどのくらいの期間が必要なのか。
そもそも転職活動は辞める前に完了させた方がいいのか、辞めてから始めたの方がいいのか。
そうした疑問点を解決したいと思います。
転職活動に必要な期間とは
一般的な企業は採用活動を行う際、書類選考→1次選考(採用担当)+適性検査→2次選考(現場担当)→最終選考(役員or社長)とスケジュールを踏みながら選考が進んでいきます。
ここまでの選考に要する期間が大体2~3週間程度、内定から入社までが3週間~1ヶ月程度です。
また上記の選考スケジュールは一般的な流れですが、早いところだと書類選考→最終面接と面接が一回の企業も多くあります。
こういった企業だと選考までに大体1~2週間しかかからないことが多く、入社までに2~3週間と非常に短期間で終わる可能性が出てきます。
ただこれは1社だけのスケジュールであり、本来の転職活動は4社5社と並行しながら進んでいくものであり、先方との面接のタイミングが合わないとなると1ヶ月以上はかかるものと思ってもらった方がいいでしょう。
また転職活動を始めるといってもいきなり応募して面接に進めるわけではなく、企業研究や履歴書/職務経歴書を書くなどの時間も必要となってきます。
志望動機や自己PRは受ける企業によって書き分ける必要がありますから、こうした準備段階も含めると余裕をもった転職活動を行うためには、最低でも1ヶ月半~2ヶ月は見といた方がいいでしょう。
転職活動は辞める前にやるべき?辞めてからやるべき?
もちろん今の会社が限界でもうこれ以上はいることが出来ない人は今すぐ会社を辞めて転職活動をした方がいいですし、将来のキャリアを考えて転職もアリかな?というレベルの人は会社を辞める必要はないでしょう。
ただ転職をしたいがどうしていいのかわからないという人には、スムーズな転職活動を行う上で非常に大事なテーマとなってきます。
結論を先に言うと辞める前に行うのか、辞めてから行うのかはどちらにもメリットとデメリットがあります。
あなたの状況に合わせてどちらがベストな選択肢なのか、選んでみてください。
辞める前に行う場合は?
メリット
- 収入に関しての心配がない
- モチベーションの継続
- 経験が得られる
・収入に関しての心配がない
当たり前ですが定期的な収入は続くため、生活費の心配がないです。退職をしても次の会社に入社できるまで最低でも1ヶ月はかかります。有給が十分にない人や今の貯蓄だけでは暮らしていけない人は在職中に転職活動を行うのがいいでしょう。
・モチベーションの継続
辞めてから転職活動を始めると不満な状況から抜け出せたことに安堵して、転職への思いが弱くなってしまう事があります。ただ不満を抱えたまま働いているとなんとかしてこの状況から抜け出してやるという気持ちが高まりますので、転職へのモチベーションは保たれるでしょう。
・経験が得られる
転職までの短い期間ではありますが、思いもよらない体験が出来たり社内での出会いがあるなど、会社を辞めてしまっては得る事ができない経験があります。これは次の職場で役に立ったり、面接で話すネタになることもあるので意外なメリットの一つです。
デメリット
- 転職活動の時間が少ない
- モチベーションの低下
・転職活動の時間が少ない
残業の有無で差は出てしまいますが、働きながらだと企業研究、自己分析などの準備や応募書類の作成などの時間が取れないことがあり、十分な対策ができないまま選考を進めてしまうことになりかねません。また先方との選考スケジュールが合わなかったために、先に面接を行なった人に決まってしまったというケースもありチャンスを逃すこともあるかもしれません。
・モチベーションの低下
いくら現状に不満を抱いていても、仕事に疲れて家に帰ったらスマホをいじって寝てしまうという人も多いでしょう。収入面でも不安はないので転職活動をしようと思っていてもついつい先延ばしにしてしまい、ベストタイミングを逃してしまうかもしれません。
辞めてから行う場合は?
メリット
- 転職活動に十分な時間が取れる
- モチベーションの継続
・転職活動に十分な時間が取れる
会社を辞めてから転職活動を始めるため、しっかりと情報収集や選考対策を行うことが出来ます。先方との面接スケジュールが合わせやすいため、チャンスを逃すことも少ないでしょう。急募求人といった選考にも応募しやすいですし、資格取得の時間が取れるのもメリットです。
・モチベーションの継続
辞める前に行うのと同じメリットですが、理由が少し違います。退職という退路を断った決断をすることで、「後には引けない」という熱を保つことが出来ます。また面接で意外と大事なものが熱意であったりします。後がないという本気度が面接官に伝わり、熱意がある人だなと思われることもあるでしょう
デメリット
- 経済的なリスクがある
- 長期化を伴うリスク
・経済的なリスクがある
前述したように1ヶ月半~2ヶ月はみておいた方が余裕ある転職活動になることから、その期間は収入がなくなります。なかなかうまく決まらずに長期化してしまえば生活費などは足りなくなってしまうでしょう。そうならないように有給期間を有効活用しましょう
・長期化に伴うリスク
転職がスムーズに進めば問題はないですが、長期間に及んだ場合に企業からの印象が悪くなってしまう可能性があります。企業によっては4ヶ月以上の離職で不信感を抱くこともあるため、もし離職期間が長引いた時にはその間に何をしていたのかをしっかりと説明できるようにしておきましょう。
転職をするなら”逆算”の行動を!
転職活動をどのタイミングにするにせよ、メリット/デメリットはあります。
その中でスムーズな転職を行いたいのであれば、”逆算”の行動は共通して忘れないようにしてください。
逆算の行動とは次の職場で働き始めたい時期を決めたらそれまでに行うことを洗い出し、行動していくことです。
具体的には以下の図の通りの逆算です。
もちろん転職が初めての人にしてみれば、逆算のスケジュールを立てろと言われても難しいと思います。
しかし人間というのは先延ばしにしようと思えば、いくらでのダラダラと先延ばし出来てしまう生き物です。
特に転職活動は仕事が終わり疲れた状態で準備しなくてはならなかったり、貴重な土日に面接をしないといけません。
長引かせないためにも、仮でもいいので逆算のスケジュールを作成してみてください。
どうしてもわからないという人はひとまず2ヶ月間でやり切れるスケジュールを立ててみましょう。
引き継ぎをするのを忘れずに!
転職をすると決めたら、「早く辞めたい!」という気持ちがついつい先んじてしまい、自分のことばかり考えてしまいがちです。
しかし後腐れなく退職するためには社内での引き継ぎを忘れてはいません。
法律では退職の意思表示は退職日の2週間前までにするように、と決められています。
ただ2週間の間に引き継ぎを行うのは少し難しいでしょう。
後任の人が決まるまで働き続けなさいというつもりはありませんが、あなたが抜けても組織が滞りなく動き続ける事ができるようにマニュアルにまとめておくなどの作業はしておきましょう。
転職活動を進めながらでもいいですが、退職の1ヶ月前には最低でも上司に退職の意思を伝えておきましょう。
転職活動に有利な時期とは?
企業は採用予算などを策定した年度計画に沿って活動しています。
新年度が何月から始まるかによって変わってきてしまいますが、それぞれの時期により企業が求めるニーズというのが変わってきますので、本章では時期ごとの特徴を紹介してみましょう
1~3月の転職市場動向
多くの企業の新年度は4月から始まるため、新年度に向けた採用活動が活発になります。
新卒と同時期の入社になりやすいことから、未経験を対象とした応募が増えるのも特徴の一つです。
また3月は退職者が多くなる傾向ですので大量募集といった採用が行われやすいとも言えるでしょう。
もし転職に成功した際には、多くの同期に囲まれるかもしれませんね
ただ転職活動が長引き、4月までずれ込んでしまった場合は注意が必要です。
3月までに求める人材を確保しようと動いていた企業も4月になると採用活動をストップしてしまいます。
この時期に転職を考えている人は4月までには終わらせられるように逆算した転職活動を行ってください。
5~7月の転職市場動向
4月に新年度が始まった企業は5月以降から本格的に実行に移していきます。
当初に立てた計画を進めていく上で、足りなくなったポジションの補充など採用熱が再度高まります。
ただし5月や6月など、初めは人員補充といった意味合いで広いポジションの応募が多くありますが、段々と時期が過ぎるにつれて、本当に狭まったポジションだけの補充となってしまいますので、この時期に転職活動を始める人は早めの求人応募を忘れないようにしてください。
転職活動が長引いてしまい8月までずれ込んでしまうと、かなりの企業の採用活動が縮小してしまう傾向にありますので注意が必要です。
9月~10月の転職市場動向
下半期に向かっての採用活動が本格化する時期です。
年初で立てた計画に修正が入り、下半期の事業を支える人材の採用を始める企業が多くなります。
8月よりは採用熱は加熱しており転職はしやすくなっているでしょう。
また多くの企業では人事異動などがあり、それに合わせた採用活動が行われる時期でもあります。
11月 ~12月の転職市場動向
この時期に突入すると企業も期末、来年の期初に向けた採用活動が始まります。
当初に立てていた採用予算が余る企業も増えてくるため、事業拡大との折り合いを見ながら人材採用に力を入れる企業も出てきます。
さらに来年の事業計画を考え始める時期となるため、将来を見据えた人材採用も同時並行されるでしょう。
ただこの時期は年末年始などがあり、普段より採用活動が長引く恐れがあるため、早期かつスムーズな活動が求められるでしょう。
転職の時期を選ぶ上でのポイントは?
上記で示したように時期より採用熱は変わってきます。
もちろんあなたの入りたい企業が大企業なのかベンチャー企業なのか、それともスタートアップの段階なのかによって変わってきますが、大事なのはその企業が今後どういった方針を立てているかです。
成長している段階であれば、採用が鈍化している時期でも将来への投資として受け入れてくれるかもしれません。
逆に大企業であったとしても業績が落ち込んでいるタイミングであれば、世の中が採用に力を入れているタイミングであっても採用熱は低いでしょう。
”あなたが行きたいと思っている企業や業界が今はどういった状況で、今後どういった方針を打ち出しているのかをしっかりと把握すること”が、転職のタイミングを見極める上で一番大事なポイントとなります。
ただどうしても今の会社にいる事ができない人もいると思います。
そういった人でも必ず時期によっては採用に力を入れている企業が存在します。
世の中の採用熱が低いタイミングであったとしても、決して我慢する事なく自分の気持ちを大事にしてください。
その時期に合っているタイミングの企業を見つけることを厭わなければ、あなたの転職は必ず成功します!
まとめ
今の現状に不満を抱えている人、将来を見据えている人、転職を今すぐしたいわけではないが考えてはいる人。
このサイトを見て頂いてる理由は色々かと思いますし、理由によって転職の仕方はもちろん変わってきます。
ただ共通して忘れてほしくないことは”逆算の行動”です。
「転職が初めてでよくわからないよ・・」という人でも、いつまでに次の会社で働き始めていたかをとりあえずでもいいので決めておいてください。
最後の期日を決めておくことがダラダラと転職活動を先延ばしにしないコツです。
転職活動が終わるまでは不安や自分の体力との闘いになります。
その中でこのサイトが少しでも力になればと願っております。
ぜひ、最高の転職をしてください!