あなたの周りに「よく気が利くね」と褒められている人っていませんか。
そういう上司からの何気ない一言を聞いて、「悔しい・・」「何で自分は出来なかったんだ・・」と悩んだことの1度や2度はあるのではないでしょうか。
こうした人は、なぜそんなに気が利いた行動ができるのでしょう。
それは”観察力”がずば抜けているからなのです。
観察力が高いと、いろいろな事に気づくことができます。
他の人と見えている景色が違うと言っても過言ではありません。
そんな観察力という意外と見落とされがちな能力について解説していきたいと思います。
ではみていきましょう!
目次
観察力を身につけるとどうなるのか?
そもそも観察力とはどういう意味でしょうか。
細かく観察して、細かな物事によく気付く様子、観察の結果を多く得られる様子、などの意味の表現。観察眼。
https://www.weblio.jp/content/%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E5%8A%9B
一般的にはこのように定義されているのが観察力というものです。
冒頭にも述べたように身につけることで、仕事をする上でもプライベートでもいいことづくしです。
では実際に観察力を身につけるとどんないいことが起こるのでしょうか。
本章ではそんな観察力がもたらす威力を紹介していきたいと思います。
気の利いた行動が出来るようになる
結論、これが一番のメリットかと思います。
言い換えてしまえば、状況把握力が高まるということです。
上記の定義で述べたように、観察力とは”細かく観察して、細かな物事によく気付く”様のことですよね。
仕事をする上でも周りが何をやっているのか、上司や同僚が今困ってないかなどを観察することで、その時々の状況を把握できるようになります。
このように相手の状況を誰よりも把握できるので、その一手先に行動をすることができるようになり、周りから「気が利くね」と褒めてもらえるようになるのです。
観察力とは何も周囲を見るだけの能力ではありません。
先の行動を起こすための道標になるような能力なのです。
コミュニケーション能力が高くなる
観察力が高い人と低い人の違いは、細かいとこまで気づくことができるかどうかです。
これはコミュニケーションにも通じています。
例えば、営業先に行った時に相手が少し疲れているように見えたら、「最近お忙しいですか?お体に気をつけてくださいね」といった一言をかけることができます。
女性と話す時でも細かい変化に気づくことで、会話を盛り上げることができます。
また、会話をする中で相手の微妙な反応を感じ取れることで、この話題はこれ以上しないほうがいいなと気づくことが出来たり、逆にこういう質問の反応はいいぞと気づくことが出来ます。
このように観察力を用いることで、今までよりワンランク上のコミュニケーション能力を身につけることが出来ます。
観察力が高い人の特徴
観察力がもたらす効果を見てきましたが、一体どういう特徴を持った人が観察力が高い人なのでしょうか。
本章では観察力が高い人の特徴を見ていきたいと思います。
また、後ほど観察力の身につけ方も紹介しますが、本章の内容からも観察力を高めるためのヒントも読み取れますので、ぜひ注意してみてくださいね。
周りの声に聞き耳を立てている
観察って見ることじゃないの?と思われているかもしれません。
しかし細かいところまで把握するためには、目で見るだけでは限りがあります。
周囲から聞こえてくる声や情報まで気を配ることで、初めてしっかりとした観察が出来るのです。
そういった意味での観察力が高い人は、よく周囲の情報に気を配ってます。
もちろん何も盗み聞きをしているという訳ではありません。
観察力がある人は、同じ部署のメンバー同士の会話で流れてくる話や、チャットなどの共有グループがあるのであれば、例え自分に関係がなくても目を通すことを滞りません。
状況把握力とも呼ばれるこうした観察力がある人は、周りからキャッチできる情報は見逃さないのが特徴です。
情報収集を欠かさない
皆さんは毎日ニュースや情報サイトをチェックしていますか?
YahooやNewsPicksなど、今は数多の情報集約サイトがあります。
観察力がある人は日頃からこうした情報収集を欠かしません。
これは相手を見るときの”気づき”の引き金につながるからです。
情報収集サイトで最新のニュースに触れておくことで、例えば営業先で何か変化があった時に、「そういえばこういったニュースがあったけど、関係してるのかな?」と気づくことが出来ます。
もし情報を収集してなければ、こうした変化があっても見過ごしてしまいますし、そもそも気づくことが出来ないかもしれません。
このように日頃からニュースを把握していることが観察力がある人の特徴です。
観察力の鍛え方とは?
ここまで観察力が持つ威力や、観察力のある人の特徴を紹介してきました。
しかし観察力は歳を重ねれば自然と身につくというものではありません。
確かに生まれてきた時から観察力を持っている天才的な人もいますが、ほとんどの方は意識して鍛えなければ身に付けることはできません。
そこで本章では観察力の鍛え方を紹介していきたいと思います。
何事にも興味を持つ
いざ観察力を身につけようと意気込んでいても、多忙すぎる現代社会にいるとどうしても忘れてしまいがちです。
そんな忙しい日々で観察力を身につけるためには、何事にも興味を持つことが1番です。
例えば、普段の電車で流れてくる広告をただ見てるだけ終わらすのではなく、どうしてこの企業の広告が最近多いんだろ?と興味を持ってみる。
何気なく使っているエレベーターはどういう原理で動いてるんだろ?と疑問を抱いてみる。
このように日頃の行動範囲の中でいいので、そのもの自体に興味を持ってみましょう。
そうは言ってもいちいち調べてられないよという方もいるかと思います。
そういった方は、1日1つでいいので普段と違う分野のニュース記事を読んでみてください。
いつも経済の記事ばかり読んでいるのあれば、政治の記事を読んでみる
例えば、自分の勤めている業界が飲食系だから、それに関わる話ばかり追いかけている人であれば、スポーツ業界に関する経済の記事を読んでみるなど、少しずらしてみてもいいでしょう。
こうすることで、新しいものをキャッチするアンテナを発展させることができます。
質問力をつける
社会人として働いているのであれば、よっぽどの職業でない限り誰かと会話しますよね。
チャットも含めですが、誰かとコミュニケーションをとる際に、必ず一つは質問をするように心がけてみてください。
最初は質問を捻り出すのに苦労するかと思います。
ですが、これを続けていくと、「何か気になることはないか?」「疑問点はないか?」といったように”変化を探す癖”が付きます。
こうした思考回路を作ることで、常に周囲を観察して特筆すべき点を探せるようになり、観察力が身についていきます。
また質問力が上がってくると、「この質問をしたらこの人は喜んでくれるな」と分かるようになり、コミュニケーション能力の上昇にもつながります。
観察力を身につけたいのであれば、ぜひ1会話に1つは質問を入れるようにしてみてくださいね。
観察力を身につけることが出来れば怖いものはない
いかがでしたでしょうか。
「周りをよく観察できたらいいのだろうなー」と漠然と思っていた所から、観察力がいかに大事かお分かりいただけたのなら幸いです。
人間には皆同じ時間が与えられています。
観察力がある人は同じ時間を生きていても、得れる情報量が桁違いです。
また現代は情報を制するものが全てを制すると言われています。
流石に全てを制することは出来ないかもしれないですが、情報を持っているのと持っていないのとでは、今後の動き方に天と地ほどの差があるのは容易に想像できますよね。
ぜひこの観察力という力を身につけて、より良い選択をしてください。