人望が厚いリーダーの特徴とは?部下から信頼され慕われる方法を紹介!

リーダーシップ

人望がある人って羨ましいですよね。

部下からいつも信頼されているリーダーがいるチームは団結感があり、傍から見るとああいうチームで働きたいなと思ってしまいます。

そうは言っても、「俺にはあそこまでのコミュニケーション能力はないから出来ないよ・・・」と諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。

確かに人望を簡単に獲得してしまう人もいます。

ただ世の中のリーダーが全員そういった才能溢れる人ばかりかというとそうではありません。

人付き合いが苦手というリーダーはたくさんいますし、そういう人が人望を厚く獲得しているケースも大いにあります。

本記事ではそんな不安なリーダーのための人望の獲得方法を紹介していきたいと思います。

本記事でわかること

1.人望が厚い人の特徴とは?

2.コミュ力が低い人でも出来る人望の獲得の集め方

3.人望を集めるためのもう一つレベルの高いテクニック

この記事では人望の集め方をメインテーマとしていますが、初めに人望が厚い人にはどういった特徴があるのかを見ていきたいと思います。

何事もまずは敵を知ることが重要です。

ぜひ人望が厚い人にはあって、自分にはない特徴を見つけ出してみてください。

人望が厚い人の特徴とは?

そもそも人望が厚い人とはどういう人でしょうか。

仕事とは元来あなたの働いた成果に対して賃金が支払われています。

逆に言うと、従業員は給料以上の仕事はしたくないと思うものです。

大抵の人はそうだと思います。

しかし人望が厚い人がリーダーになると、給料以上に「この人が言ってるからやるか」とか、「この人のために頑張ろう!」といった気持ちで頑張ってくれます。

人望が厚いとは簡単に言うとこういうことです。

そしてこういった人望が厚い人には共通の特徴があります。

本章ではそんな人望が厚い人に共通する特徴を紹介していきたいと思います。

相手の立場に立てる

自分の利益優先・自分のために、という姿勢でいると確実に人望を失います。

人望が厚い人は常に相手の立場で物事を考えることができるのです。

「自分が今忙しいからこの仕事を任せたい」と、相手のことも考えずに仕事を押し付けてないですか?

人望を集めることが出来る人は、「今忙しくないか?」「残業ができるのか?」と相手の現状を考えています。

こうすることにより、部下も「自分のことをしっかり考えてくれている」とあなたに対する信頼を抱くようになります。

人望が厚い人は常に相手を基準に考えることが出来ているのです。

約束を必ず守る

これは有言実行ということです。

部下から「こういった改善をしてほしい」・「組織の中にこうした仕組みを作ってほしい」といった要望が上がったとして、やるといったにも関わらずにいつまでも対応してくれなかったらどうでしょうか。

また、何かのプロジェクトを一緒に進めていたとして、上司であるあなたにボールがある状態が続くとどうなるでしょうか。

部下はいつまで経っても対応してくれないと不満や疑念を持つようになりますよね。

こんな対応を続ければ、人望を勝ち取れるわけがありませんよね。

人望がある人は必ず約束は守りますし、逆に言えば出来ない約束はしません。

人望を集めたい一心で部下からの要望などを全部聞いてしまい、キャパオーバーになって結局は信頼を失ってしまう。

人望がない人はこういったサイクルに陥ってしまっています。

人一倍努力する

上司やリーダーの仕事は、指示を出し組織をコントロールすることですよね。

部下に指示だけ出して、自分は何もやっていないといつまでも人望を勝ち取れません。

人望がある人は組織の中の誰よりも努力をしています。

誰よりも仕事をし、努力しているからこそ、部下はあなたの指示を聞いてくれるのです。

自らの背中で見せるスタイルを貫いているのが人望がある人です。

相手によって態度を変えない

人望がある人は相手に媚びるということはありません。

もちろん目上の人を敬う姿勢は持っています。

しかし、立場が上だからといって、変に媚び諂うことはせずにあくまで尊敬の念をもとに接しています。

また、立場が下の人や部下に対して横柄な態度を取ることもありません。

もしあなたが人望を獲得したいのであれば、上司に媚びへつらい部下に横柄な態度を取ることだけはやめてくださいね。

今すぐにでも出来る人望の集め方

ここまで人望がある人の特徴を紹介してきましたが、中々すぐに実践するのは難しいものが多かったのではないでしょうか。

皆様もお気づきの通り、人望を集めることができる人というのは中々にコミュニケーション能力が高い人が多いのです。

ですが、世の中にはコミュニケーション能力が高い人ばかりではないですよね。

リーダーやマネージャーの中には、「人とコミュニケーションを取るのが苦手だけどやらなきゃならない・・・」という人も多いと思います。

そこで本章では、明日からでも試すことのできる人望を集めるテクニックをご紹介していきたいと思います。

感謝の言葉を忘れない

人として当たり前のことのように聞こえますが、実は意外と出来ていない人が多いです。

部下がやってくれた仕事に対して、しっかりと「ありがとう」の言葉をかけてあげていますか?

何か特別に依頼してくれた時にそういった声をかけていることはあるかと思いますが、ルーティンワークとなると感謝の言葉を言うのを忘れてしまいがちです。

どんな些細なことでも対応してくれたら、きちんと感謝の言葉を忘れない。

こうした小さな積み重ねが、大きな人望へと繋がっていくのです。

何も明日から積極的に面白い話題を振れとは言いません。

「ありがとう」と言う言葉を忘れないようにしてください。

人の悪口は言わない

部下に向かって不意に誰かの悪口を言ってしまったりしてませんか?

もしあなたが人望を得たいのであれば、部下の前で誰かの悪口を言うのはやめてください。

あなたという人を小さく見せてしまいますし、部下も「陰で自分も言われてるんじゃないだろうか・・・」と不安になってしまいます。

何も部下の前では完璧超人を演じろと言っているわけではありません。

逆に弱音を吐くことは逆効果です。

部下に対して弱音を吐くと、親近感を与えられますし、自分に対して弱い姿を見せてくれたんだという信頼感にもつながります。

他人の悪口をずっと言っていると、自分の精神状態も下がってしまいますし、弱音を吐くことでストレス解消にもつながります。

部下の前で悪口を言っていたという方は、明日からは弱音を吐ける上司を意識してみてくださいね。

素直に褒める

上司やリーダーになれているあなたは、きっと何かしらの成果を出してきたからその立場に立っていることでしょう。

ただリーダーになってから、部下の仕事ぶりを見てみると、「どうしてもっと上手く出来ないんだろう」・「自分ならもっと成果を出せるのに」と自分と比べがちです。

そういう気持ちで部下と接していると、褒めるということを忘れてしまいます。

ですが人というのは、褒められることが大好きな生き物です。

ぜひ、部下が何かしら対応してくれたことに対して、褒めることができる箇所がないかを日頃探し、積極的に褒めてあげてください。

もちろん全て褒めて甘やかせというわけではないので、褒めれる点は褒め、直すべき点はしっかりと指摘してあげる。

ただ指摘するときは高圧的にならないように意識してくださいね。

どこがなぜダメで、どう直したらいいのかという道筋を論理的に伝えるようにしてください。

こうした姿勢を続けていれば、部下からの人望を獲得できるようになります。

”難易度も高いが効果も高い”人望獲得方法

以上までで、誰でもすぐに人望を獲得できる方法を紹介してきました。

ですが、これは誰でもできる反面、効果は比較的薄めなものが多いです。

もしあなたが上記を出来るようになったのであれば、今度は以下に紹介する方法を試してみてください。

今までの方法に比べ、難易度は高いですが、効果は抜群です。

信頼を示す

「あなたのことを信頼してます」

と、言葉で伝えることは簡単です。

ですが、実際にその信頼を形で示すことは中々出来ないですよね。

仕事で信頼を示すためには、言葉だけでなく、少しレベルの高い重要な仕事を任せてみるのが1番です。

例えば、あなたが部下の立場だったとして、上司から「重要な仕事だけど君に任せるよ」と言われたら、「自分の力を信頼してくれているんだな」と思うのではないでしょうか。

逆に言葉でいくら信頼を示していても、重要な仕事を他の人の任せていたら、「口ではああ言ってるけど、あの人は信頼してくれてないんだな・・・」と失望すると思います。

もちろん任せた仕事を必ずしも成功させるとは限りません。

むしろ失敗に終わるケースの方が多いと思います。

ですがそれでも失望せずに、まずはやってくれたことに対して感謝してあげてください。

そして改善点を一緒に考えてあげて、次も重要な仕事を任せてあげるのです。

こうした繰り返しが、部下との信頼関係を生みますし、部下の成長につながります。

ただこれをやるのはかなりの懐の深さが必要になります。

まず重要な仕事を部下に任せて、失敗されたらどうしようという恐怖に打ち勝たなければなりませんし、失敗した時にあなたの上司から怒られる覚悟がなければなりません。

その分、成功した時の効果は絶大なものになりますから、自分の器の大きさを示す勇気を持てる人はぜひ挑戦してみてください。

リーダーにとって人望を得られること以上の喜びはない

いかがでしたでしょうか。

人望が厚い人になるためのヒントを少しでも掴むことが出来たのであれば幸いです。

リーダーというのは多忙で孤独なきつい立場です。

上司からは無理難題を押し付けられ、部下の面倒を見ながら、自分のタスクをこなす。

どこにやりがいを持てばいいかわからなくなる時だってあります。

ですが、私はリーダーにとっても一番の喜びは、部下から人望を得られた時ではないかと思っています。

部下があなたのことを尊敬し、あなたのため、チームのために働いてくれる。

きつい毎日の中でも、こうした部下が1人いるだけで幸せを感じることができるのではないでしょうか。

もちろん人望を獲得するためには、それなりの努力をしないといけません。

ですが、せっかく部下と接するのあれば、しっかりと相手の立場に立って接してあげてください。

部下も意外とあなたのことを見ています。

「なんか最近リーダー変わったな」と、わかってくれます。

そうした小さな積み重ねを繰り返し、大きな人望を獲得してみてくださいね。