【コミュ障でも大丈夫!】部下とコミュニケーションを取るためには?

リーダーシップ

成果の出せる強いチームを作るためには、しっかりと上司・部下の間でコミュニケーションがされていることが必要不可欠です。

ただ、「コミュニケーション能力が大事とわかっているけど、自分にはそんなコミュ力がないよ・・・」というリーダーも多いのではないでしょうか。

本記事ではそんなコミュニケーション能力に不安があるリーダーのために、

コミュニケーション能力が低くても出来る、部下とのコミュニケーションの方法などを紹介していきたいと思います。

ただ中には、「コミュニーション能力に注目したってしょうがないよ」という方も多いでしょう。

そんな方のために、本記事ではコミュニーション能力がないとどうなってしまうのかというコミュニケーション能力の重要性も紹介していきたいと思います。

本記事で身につけられること

①コミュニケーション能力が低い人がやるべき『部下とのコミュニケーション』

②コミュニケーション能力の重要性

この記事を書いている私は、上場企業の経営企画部として経営層のリーダーシップを間近でみた経験があり、現在は自らがチームリーダーとなってチームをまとめています。

私も最初の頃はチームをまとめるのに苦労し、試行錯誤の末に今があります。

そうした私の経験や先人達が導き出した答えを余すことなく紹介したいと思いますので、ぜひご一読ください!

【コミュ障でも大丈夫!】部下とコミュニケーションを取るためには?

この記事を読んでいただいているみなさんは、コミュニケーション能力の大事さはよくお分かりだと思います。

「コミュニケーションを自分から積極的に取れて、部下とも仲良くなれたらどれだけマネジメントしやすいか」

そう思って自分から話しかけてみたが、うまくいかない・・・

なんて経験あるのではないでしょうか?

それもそのはずです。コミュニケーション能力を身につけるためには、途轍もない時間がかかるのです。

ましてや、今まで自分のコミュニケーションに不安を抱いている人にとってはなおさらです。

ではそんな途轍もない時間を待たなければいけないのでしょうか?

すぐに結果を求められるリーダーであるあなたには悠長にしている時間などないですよね。

そこで本章では、コミュニケーション能力に自信が無いあなたでもすぐに結果を出せる方法を紹介していきたいと思います。

明日からでも結果が欲しい人は、ぜひご一読ください。

挨拶が全てを解決する

皆さんは出勤時や退勤時に挨拶をしてますか?

当たり前すぎて忘れがちですが、コミュニケーションの一番の基礎が挨拶です。

挨拶の大事さについて、実業家のデール・カーネギーはこのように言っています。

「人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない」

新入社員の時に、自分から挨拶をしようと教えられますが、これは上司になっても同じです。

挨拶をしっかりするだけで、部下は上司に対する信頼感や自分から話しかけやさを感じることが出来ます。

逆に上司から挨拶をされないと部下はどう思うでしょうか。

「何か怒ってるのかな・・?」と不安になったり、「あまり自分のこと好きじゃないのかな・・」と感じてしまうことでしょう。

挨拶とはやればやるだけ効果が出て、やらないとマイナスしかない、最も重要で簡単なコミュニケーション能力なのです。

ぜひコミュニケーション能力に自信がない人でも、「おはよう」「お疲れさま」を言うことから始めてみてください。

相手を気遣う一言の大切さ

例えば、部下にお願いしていた資料を出してくれた時に、「確認しとく」といった言葉だけで終わらせていませんか。

当たり前なことですが、「資料作ってくれてありがとう」といった言葉を付け加えてください。

また、何か部下にお願いしたいという時には「今忙しい?」と聞いてみてください。

このような少しの一言で相手の心も変わってきます。

部下が忙しくなくても、提出することが当たり前の資料を出してくれた時でもいいのです。

相手を気遣う一言を言うといった行為自体に意味があります。

また、これは少しレベルが高いと思われる方もいるかもしれないですが、こうした一言を言うときに出来れば相手の目を見て言ってみてください。

同じ「ありがとう」でも、下を向いて言うのと目を見て言うのでは、相手に与えるインパクトが違います。

相手の目を見ることで、威力が変わってきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

「いつも」の魔力

これは上記の相手を気遣う一言を言えてる人向けになります。

人間には慣れというものがありますから、部下も日頃から「ありがとう」と言われると、それが当たり前になってきます。

そこで使って欲しいのが、「いつも」という言葉です。

時に「ありがとう」を、「いつもありがとう」に置き換えてみる。

こうすることで、部下のモチベーションも上がります。

また、「いつも忙しいのにごめんね」ということで、少し負荷の大きいお願いもすることが出来ます。

このように普段使っている言葉に「いつも」を付けることが、コミュニケーション能力に自信がない人でも簡単に出来るテクニックの一つです。

ただし気をつけていただきたいことは、これを多用しないでほしいということです。

たまに使うから絶大な効果が得られるのであって、頻繁に使ってしまうとその効果も薄れてしまいます。

ちょっと変化が必要だなとか、より団結していきたいという”ここぞ”というタイミングで使ってみてください。

何よりも大事な「聞く力」

突然ですが、コミュニケーション能力が高い人はどういう人だと思いますか?

誰とでも仲良くなれて、場を盛り上げられる人でしょうか。

確かにお笑い芸人などはそうかもしれません。

ですが、ビジネスの場では違います。

正直に述べると、部下はあなた(上司)の話になど興味がありません。

部下は自分の愚痴や将来の夢などを”語りたい”のです。

自分から話すのが難しいと思う人は、まずは聞くことに徹してください。

部下が話すことに対して、あなたがすることは”共感”と”質問”くらいです。

もしあなたが自分の話をする時は、部下から何か聞かれた時でもいいくらいです。

コミュニケーション能力に不安がある人は、よく改善するために自分がたくさん離さなければと空回りしてしまいがちですが、1番大事なのはしっかりと相手の話を聞いてあげることなのです。

ただここで気をつけて欲しいのは、絶対に否定から入ってはいけないということです。

話を全部聞いた時に、「いやでも」から始めたらもう次から部下は話をしてくれません。

どうしてもアドバイスなどをしたいときは、まずは共感から入りましょう。

一度、「そうだよね」と共感をしてあげてから、アドバイスをするようにしましょう。

こうした聞く力はよく傾聴力として、論じられてきます。

傾聴力は組織マネジメントだけでなく、出世のためにも必要な能力です。

もし傾聴力について詳しく知りたい方は、以下のサイトもご参照ください。

コミュニケーションを取ることの重要性

正直、コミュニケーションを取らなくても組織は回ります。

ただ組織が回るからといって、コミュニケーションを取らないでいると、色々と問題が発生してしまいます。

気づいた時には手遅れということにならないように、コミュニケーションを取らないとどうなるかをみていきましょう

情報が回ってこない

何かあなたのチームに問題が起こったとしましょう。

コミュニケーションが日頃から取れているリーダーには、問題があったときにすぐ情報が回ってきて、素早い対応が出来ます。

しかし、全くコミュニケーションが取れていないと、部下も報告しにくくなり隠そうとします。

しばらく放置された後、もう手遅れになったタイミングでどうしようもなくなり上司に報告する。

コミュニケーション不足だと、こうした非常にまずい事態に陥ってしまうのです。

そうした状況を避けるためにも、常日頃から最低限のコミュニケーションを取り、気軽に相談できる関係を気づいておきましょう

部下が突然退職してしまう。

こちらは上記の続きの話です。

仕事をしていれば、悩みの一つや二つは必ずあります。

こうした悩みを上司に伝えて一緒に解決出来ていればいいのですが、もし相談がしにくい関係だと、溜め込んでしまいます。

そして爆発するタイミングで退職届を出してくると言った具合です。

上司からしたら突然のことで、「何でもっと早く言ってくれなかったんだ・・・」と思うでしょうが、

部下はもうずっと悩んでいるけど、言えない状況に陥っていたのです。

大事な部下を守りたいのであれば、最低限のコミュニケーションは忘れないでください。

コミュニケーションを取って最大の成功を収めよう

いかがでしたでしょうか。

コミュ力に自信のない方でもすぐに実践ができるような方法を紹介してきました。

令和となった現代は様々な技術革新により、ビジネスの現場も進化してきました。

データによる統計やAIによる管理を制するものが現代を制することは間違いないでしょう。

しかしチームをまとめるために必要なのは、何よりも”コミュニケーション”です。

この人の下で働きたい。この人について行きたいと、いかに思わせることができるかが勝負なのです。

こうしたIT技術に目がいきがちな社会において、もう一度コミュニケーションという基礎に立ち返ることが必要なのではないでしょうか。

ぜひほんの一言でもいいので、勇気を出して部下とのコミュニケーションを取ってみてください。