世の中でキャリアを築き上げるために、最も大事といっても過言ではないのが行動力です。
何事もバンバンと行動していける人には憧れすら抱きますよね。
もちろん行動力は出世するために必要不可欠ですが、出世後またはリーダーになった後こそ必要になってきます。
本記事では行動力がある人の特徴や行動力の身につけ方だけでなく、行動力がない人がリーダーになるとどのような事態となってしまうのかを紹介していきたいと思います。
目次
行動力のないリーダーがチームをダメにする・・・
リーダーやマネージャーという言葉を聞くと、上から指示だけ出して、後は部下が対応すると言ったイメージはありませんか?
「いつかは自分も出世して、楽してお給料を貰いたい!」と誰しもが思うものですが、現実はそういう人がリーダーになった瞬間にチームは崩壊してしまいます。
どういうことか詳しく解説していきましょう
もちろん部下に指示を出すのもリーダーの仕事ですが、それ以上にチームがより働きやすい環境を作ることがリーダーの大事な仕事になります。
例えば「部下からこういう仕組みを作ってほしいです」と言った声や、「他の部署が無理な依頼をしてくるからどうにかしてほしい・・・」という要望があったとします。
行動力のあるリーダーならすぐに動くことができて、部下からの信頼を勝ち取れるはずが、いつまで経っても動いてくれないと、「この人に何を言ってもダメだ・・・」と信頼を無くしてしまいます。
このように行動力がない人がリーダーになると、部下の信頼が低下するだけでなく、チーム全体の効率が悪くなり無駄な作業や、やらなくてもいい仕事を押し付けられることになってしまいます。
行動するときの注意点!
本記事を読んでいただいたらどんどん行動してほしいと思っていますが、やみくもに行動をしてほしいと思っている訳ではありません。
たくさん行動をして、たくさん成功していただきたいと思っているのです。
そこで、少しでもいいので、行動する前に”リスク”を考えてみてください。
「これをやったら大きな迷惑をかけてしまわないだろうか・・・?」
といった、最低限のことで構わないので、
大きなリスクを背負ってしまわないかということを考えてから行動すると、大きな失敗はしないで済みます。
行動力がある人の特徴とは?
では、行動力がある人にはどのような特徴があるのでしょうか。
本章では行動力がある人の特徴を紐解いてみたいと思います。
1.”やってみないとわからない”ことを理解している
行動力がある人は結果はやってみないとわからないということを理解しています。
頭の中で考えれることや想像できることには限りがあります。
やってみたら思った以上の結果が出るなんてことはザラです。
行動できる人はこのことを理解し、まずは最初の一歩を踏み出してみようという気持ちで日々を過ごしているのです。
2.プライドが低い
これは行動力がある人に非常によく見られる特徴です。
どういうことかというと、行動をする上で周りの目線が気にならないということです。
「周りから変な目で見られるんじゃないか・・・」
「他の人と違うことをするのは恥ずかしい・・・」
こういったことを考えてしまうのはプライドが高いためです。
行動力がある人は周りにどう思われようと気にしません。
どんなことを思われても平気なほどプライドが低いのです。
こうしたプライドの低さが次々と行動を起こす原動力になっています。
3.ゴールが明確になっている
行動力があるからといって、ダラダラと動き続けている訳ではありません。
しっかりと何をどこまでやろうというゴールを決めています。
これは次々と行動するためにはとても必要な考え方です。
こうしておくことで行動を起こすためのハードルが低くなり行動を起こしやすくなるのです。
4.決断力がある
生きていく上で決断力は非常に大事な要素です。
行動力がある人も決断力に優れています。
何かを始めようとするときには、ある程度の情報を集め終わったら、これをやるかやらないかの決断をしてしまいます。
全部の情報を集めていると、いつまで経っても行動が出来ないことを理解しているということです。
即決断できる人が行動力のある人です。
5.何事も楽しんでいる
今まで4つの大事な特徴を述べてきましたが、1番大事なのが”何事も楽しむ心”です。
むしろ他の4つの特徴を持っていなくとも、全てを楽しいと思える人が1番行動ができる人だと思います。
行動する数が増えればそれに比例して失敗する数も増えます。
その失敗すらも自分の糧になるのだと楽しむ心があるのです。
また、こういう人は成功した時も自分が行動したから成功出来たと素直に自分を褒めてあげることもできます。
このように行動力がある人は、アクションに対しての考え方がそもそも違うのです。
一回きりの人生、楽しまなければ損です。
失敗も成功も楽しんでいきましょう!
行動力がない人の特徴
なかなか行動に起こせない人に共通する特徴は何でしょうか。
本章では行動力がない人の特徴を見ていきたいと思います。
1.やる前に考え過ぎてしまう
アクションを起こそうと思っても、不安な気持ちからあれもこれも準備しようとし過ぎていませんか?
情報ばかりを集めて行動が出来ないのは、行動力がない人の典型です。
色々と考え過ぎてしまうとめんどくさくなったり、より怖くなってしまい、アクションを起こせなくなってしまいます。
行動力がある人は、ある程度考えたら後はやりながら考えるに対し、100%考えないとアクションを起こせないのが、行動力がない人の特徴です。
2.周りの目線が気になる
「新しい挑戦をしたいけど、キャラに見合ってないかもしれない・・・」
「誰かに悪口を言われてしまうんじゃないか・・・」
このような周りからの評価を気にし過ぎてしまうのも、行動力がない人の特徴です。
変な人だと思われたくない、皆んなには完璧ないい人だと思われていたい
こうしたプライドの高さが邪魔をして、行動するのを躊躇わせてしまっているのです。
3.行動したい理由が明確でない
「他人が言っていたし、なんとなくやってみよう!」と行動できることは素晴らしい才能だと思います。
行動力という観点から見れば、1番ある人かもしれませんね。
ですが、本記事を読んでいただている人が想像する”行動力”とは、こういうことではないと思います。
自分の理想に向かって突き進む力や、状況を打開するために大胆なアクションを起こす力などが欲しいのではないでしょうか?
上記のような行動が出来ていない人は、何のためにそのアクションを起こすのか?そして何を達成したら終わりなのかというやりたい理由とゴールが明確ではありません。
なんとなくやってみたいという思いでいるため、明日でいいやと腰が重くなっているのです。
行動力を身につけるための方法
ここまで行動力がある人とない人の特徴を紹介してきましたが、ではどうしたら行動力を身につけることができるのでしょうか。
本章では行動力を身につける方法を紹介していきます。
1.60%を目指す
完璧な準備、道筋を立てないと怖くて一歩が踏み出せない気持ちはわかります。
ですが、100%用意が出来ることなんてほとんどないですし、行動していく内に状況は変わっていきます。
もし何かアクションを起こしたい時は60%を目指しましょう。
完璧を目指さなくていいとわかったら行動に対するハードルは低くなります。
行動力をつけたいのであれば、少しくらい失敗してもまあいいかという気持ちが大事です。
2.達成したいゴールを明確にする
これをやりたいと思っても、今日は疲れたし明日でいいかと先延ばししてしまうことはよくあります。
この原因は、なぜそれをやりたいのか?どこがゴールなのか?が明確になってないということです。
アクションを起こすためには時に強制力が必要です。
「やらなきゃ!」という思いにさせるためには、これを達成したいというゴールが必要なのです。
とりあえずここまでやってみようと低めのゴールを設定することでアクションを起こすためのハードルが低くなります。
3.プライドを捨てる
プライドを高く見せることが必要な場面は確かにあります。
ですが、行動力をつける上では足枷にしかなりません。
他人にどう思われるかではなく、自分がどうしたいかを大切にしましょう
あなたが失敗したことなんて他の人はすぐ忘れてしまいます。
だったらそんなプライドなんて直ぐ捨ててしまい、即行動に移しましょう!
4.体力をつける
体育会系みたいな話に思われるかもしれませんが、実はとても大事なことです。
現代は目まぐるしい生活を強いられます。
日々生活していくだけでクタクタになってしまう人は多いのではないでしょうか。
そんな疲れた状態で、たくさん行動しろという方が無理な話です。
行動力がある人は体力があります。
体力があるから行動がたくさんできるのです。
何も「ジムに通え」とかそんな難しいことではなく、まずは一駅多く歩いてみるなど小さなことを積み重ねてみましょう。
5.失敗をした自分を受け入れる
たくさん行動すればその分だけ失敗も増えます。
どんなに優秀な人だってそうです。
時に大きな失敗もしているはずなのに、また行動を起こせる人は失敗を受け入れているからです。
この失敗のおかげで成長できたと、マイナスの中からプラスを見つけようと意識しているのです。
確かに失敗をしたら辛いかもしれません。恥ずかしい思いをするかもしれないですし、誰かに笑われるかもしれないです。
ですが、人間は失敗からの方が多くを学べる生き物です。
「成功するより多くを学ぶことができた!」と、失敗を楽しみましょう。
結局は行動力のある人が全てを勝ち取る
世の中は臨めば与えらるような甘いものではありません。
欲しいものがあるのであれば、自分の力で勝ち取らなければなりません。
ただ頭であれこれ考えているだけでは、何も掴めないのです。
たくさん行動して、失敗しても次に活かそうと楽しむ。
あなたの周りにいるキラキラとしている人も、こういった行動を起こしているのです。
こういった自分になりたい、ずっとやりたいと思っていることがある
そんな思いを抱えてるなら、どんなに小さなことでもいいのでまず動き出してみてください。
あなたの小さな一歩が、未来を大きく変えてくれるはずですから。